直営店と加盟店のスパーバイザーの違い
フランチャイズチェーン本部のスパーバイザーとして加盟店を長く担当していました。
直営店の担当のスパーバイザーと加盟店の担当のスパーバイザーでは、基本的な考え方が違います。
同じように見えますが、それぞれに向き不向きなタイプがあるのも事実です。
直営店のスパーバイザーの時は、上司からは、〇〇さんと「さん」付けて呼ぶのではなく、店長を呼び捨てするように言われました。(以前の会社は、逆に全員に「さん」使う事になっていましたが)
会社の決定に対して、とにかく店長を従わせる事を優先します。
業務命令に対して、店長が疑問を感じても説明するよりも、まずは文句を言わずにやれと言った感じです。
店長もスパーバイザーも、その上司も同じ会社組織の人間ですから、このような体制でも成り立ちます。
しかし、フランチャイズ加盟店のオーナーや店長は、同じチェーンで働いてはいますが、同じ組織には属していません。
フランチャイズチェーンの方針は、全店舗で共有して実行する事が前提です。
しかし、契約の違反行為でなければ、直営店のように命令に従わらせるような事はしません。
オーナーや店長が、実行できるように細かく説明して納得してもらうために、どうすべきかを考え、理解してもらえるように準備します。
納得しないと、分かったと返事だけして実際にはやらないとオーナーや店長もいました。
ですから、加盟店のスパーバイザーは、伝えるべき内容を自分自身が納得できているかがとても重要になります。
自分が納得できていない事は、相手にも伝わりません。
ですから、疑問を感じたら、それを解決するように準備する事が必要です。
また、会社側も現場に直結しているスーパーバイザーが納得していないようならば、伝え方や内容の見直しが考える事が必要ではないでしょうか。
どんなのい良い内容でも、スーパーバイザーが納得しなければ決して現場の人たちに、その真意が伝得る事は出来ません。
現在の記事: 直営店と加盟店のスパーバイザーの違い