最悪を想定して話すること

2015.12.30 (水)

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どんな方針や出店や販促なども、成功することを前提として実施しています。

当たり前ですね、そうして企業も店舗も成長させて、売上、利益を確保していかなければなりません。

しかし、スーパーバイザーが意識しなければならない大切なことは、「最悪を想定して話をする」だと思っています。

特に、フランチャイズチェーンの加盟店担当は、常に意識する必要があります。

加盟店は、別の組織でありオーナーに決定権がありますから、責任もオーナーにあります。

ですから、スパーバイザーには、最終的な責任はありません。

だからこそ、大切なことであると考えています。

例えば、店舗のオープンの採用費について、こんなことがありました。

実際に新店の準備で、スパーバイザーが関わるのは出店が決定してからが殆どした。

顔合わせの頃は、早くてもオープンの2か月前くらいです。

打ち合わせを始めますが、経験のないオーナーは、オープンの費用についてモデルプランを鵜呑みにしていることがあります。

良くあるのが、採用費が予想よりも高くなることです。

これは、従業員の採用は、時期や立地などにより大きく左右される要素が多くて、掲載してみないと結果が分からない部分があり、上手く採用できないことが多々あるからです。

掲載が、一回で済まないと更に費用が追加されます。

ですから、最初からこのような話をします。

「掲載しても、応募の連絡さえない場合がありえます。従業員の採用ができなければオープンできません。だから、2回目の掲載の準備を合わせて進めます。一回目でOKの時は、掲載をキャンセルしますので、そのリミットも確認しましょう。費用も2回目のことも考えて準備してください。最悪は、これ以上になることもあり得ますからね。」

こんな話をすると、経験のないオーナーや店長は不安そうな顔になります。

でも、一回目で上手くいくと、予定よりも経費を使わなくなります。

仮に、2回目の掲載をするときでも、想定していたことなので準備はできています。

オーナーや店長も、次の掲載については納得できています。

しかし、その話をしないで、採用が上手くいかずに追加の場合は、オーナーや店長は急に費用が増えたと思って納得できていません。

そして、スーパーバイザーに対する不信感に繋がります。

良い話をしていると相手は、嬉しそうですし話していて楽しくなります。

しかし、悪い想定で話すと相手の不安が大きくなる気がして、悪いことを話さないスーパーバイザーもいます。

でも、加盟店のスーパーバイザーは、まず、オーナーや店長の立場で状況を考えなければなりません。

だから、最悪の場合を想定して伝える必要があるのです。

それが、オーナーや店長との信頼関係に繋がると考えます。

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