シフト作成と信頼関係
人件費は、利益を大きく左右しますので意識している店長も多いと思います。
しかし、シフト管理には、人件費以外にも重要な要素があります。
それは、「従業員との信頼関係」に影響するのです。
なぜ、シフトを作成するだけで、信頼関係に影響するのでしょうか?
業態や店舗の立地などによってシフト管理のやり方が違いますが、今回は、一定期間に対して、アルバイトがシフト希望を提出して作成する場合とします。
アルバイト従業員は、決められた日時までに、2週間ほど先のシフト希望 のシフトを提出するとします。
※その月の5日までに、15日~月末までの希望を提出。
そして、店長は、シフト作成のために、周辺のイベントや季節変動などを確認して、売上や客数などを仮説します。
その仮説を元に、人件費を考えながらシフトを作成していきます。
このシフト作成は、なかなか骨の折れる作業で、作成をしたことないとすごく時間がかかります。
新人の店長から、深夜に泣きながらシフトが作れないと電話がかかってきたことがあります。
答えがありませんので、自分の売上などの仮説に自信がないと先に進めずに、長い時間悩み続けます。
結果として、提出してもらってから何日もかかっても完成しない店長がいます。
ここが、重要です。
しかし、シフトができないと困る人がいます。
それは、提出しているアルバイト従業員です。
利益だけを考えると、売上や人件費の仮説はとても大切な業務ですが、シフトが作成が遅いことでアルバイトは自分のスケジュールを確定することができません。
アルバイトは、自分が働く日が、はっきりしていないと 友人に誘われても、バイトが入るかも?では返事ができません。
この困った状態を発生させている原因に、怒りの矛先が向きます。
つまり、アルバイトにとって、シフト作成の早さと正確さは、店長への信頼になるのです。
「シフトの作成が、早いだけで?」と思うでしょうが、これは私自身も店長時代に経験しています。
特に、異動したばかりの店舗では、アルバイトとの信頼感関係を創るためにも、シフトの作成は最優先で行いました。
また、アルバイトとの信頼関係の良い店長は、シフト作成が速い印象があります。
実は、このことが店長の業務を楽にしてくれ効果があるからです。
アルバイトとの関係が良くない店長さん、スケジュールを早く作成できていますか?
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