経験者を採用する際のポイント

2015.11.01 (日)

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この人手不足の時代に、同業の経験者が面接に来ると期待してしまうと思います。

特に、チェーン店では他店での勤務経験があると、すぐに採用する店長やオーナーもいます。

確かに、経験者は即戦力であり、トレーニングにかかる費用も少なくて済みます。

これは、経験者を雇うメリットです。

面接の時に、ことさら自分は経験者であることをアピールされる方もいます

しかし、経験者を採用する上で、注意しなければならないことがあります。

それは、以前の勤務していた店舗をなぜ辞めたかです。

事情があって辞めているのですが、その事情が重要です。

面接の時の会話です。

「◯◯さんは、飲食店の勤務経験があるのですね。なぜ以前のアルバイト先を辞めたのですか。話せる範囲で良いので、教えてくれますか?」

「自分が希望していたシフトに入れなくなって、稼げなくなったので。もう他のバイト先を探そうと思いました。」

「なぜ、希望のシフトに入れないのかを店長に聞きましたか?」

「はい、売上が下がって経費削減だと言ってました。でも、一部のバイトだけが、シフトを少なくされていたんです。あの店長とは、無理だと思いました。」

こんな会話になることがあります。

この中では、本人は事実を話しています。

しかし、その原因を他に向けています。もしかしたら、自分のスキルの低さが原因だとは思っていません。

以前の勤務先の店長や仲間を悪く言うタイプは、新しい場所を探して渡り歩きます。

新しい勤務先でも、自ら波風を起こしていられなくなり、次の場所を探します。

履歴書に、アルバイトでも短期間に勤務先を変えている人は注意が必要です。

同じチェーン店でしたら、以前の店に連絡してなぜ辞めたのか、人柄や勤務態度を聞いてみてください。

特に、キャリアの浅い店長やオーナーは、すぐに経験者を採用したがります。

トレーニングの手間が省けて、自分が楽になれるからです。

しかし、自分のスキルを超えた従業員は、アルバイトであっても使いこなせないことが多いのです。

こんなお話をしましたが、全ての方がダメな訳ではありません。

中には、以前の店に確認したら、その店の店長から絶対に雇ってあげて欲しいとお願いされたケースもあります。

それだけ、面接は重要なのです。

次回は、採用を決めるのに一番大切なことをお話しします。

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