消えたハンバーガーを探せ!〜原価管理その①

2015.09.24 (木)

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前回、原価の大まかな説明をさせて頂きました。

原価を改善するために必要なのが、原価を悪化させている原因を特定することです。

難しい言葉を使っているだけで、いたってシンプルなことです。

例えば、

ハンバーガー10個分の原材料を仕入れをしました。

しかし、実際に調理して販売できたのは、9個でした。

使用できる原材料は、残っていません。

この状態では、ハンバーガーの1個分の原材料がなくなっています。

このどこかにあるはずのハンバーガー1個分を探し出し、原因を改善することが原価管理です。

次回からは、消えたハンバーガー1個分の原材料の行方を追いかけます。

追記

次回に向けて、必要な用語を補足させていただきます。

少々、難しい言葉かもしれませんが、とても大切なことです。

◯実際原価

仕入れた原材料は、月末に棚卸を実施し実際に使用したであろう金額を算出して計算します。
仕入れた原材料は、商品として完成しない限りは経費とならずに、在庫となります。

実際原価率=(期首在庫額+仕入額ー期末在庫額)÷売上額×100

◯理論原価

全ての商品が、規定の量にて提供されていると仮定して算出した原価のこと。
これには、通常価格以外での提供であるセット割引やクーポン券、キャンペーン価格等も反映させると正確な数値となる。

例えば、大盛り無料サービスなどは、管理しないと実際原価への影響がわからなくなります。

◯ロス率

理論上で使用している原材料と実際に店舗で使用した原材料の差額を表した数値のこと。
なんらかの要因で発生しますが、原因を放置すると利益を圧迫します。

ロス率=実際原価率 − 理論原価率

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