暖冬でアイスが売れている?
暖冬の影響が出ています。
特に衣料品は、冬物の売れ行きが悪くて、業績に大きな影響が出ているようです。
また、家電関連も冬場に売れるべき暖房器具が伸び悩んでいるようです。
鍋の定番の白菜は、暖冬により大きく育ち、価格が下がっています。
さらに、家庭での鍋の出番が減っていますから、さらに価格が下がります。
スーパーの売り場を見ると、おでんや鍋関連の商品が見切り品として、売られていたりします。
飲食チェーンでは、冬メニューは決まっていて、それに合わせてバイヤーが買い付けていますから在庫調整が心配ですね。
冬が寒いのは当たり前、それに合わせて準備しますから暖冬などの変化はサービス業泣かせです。
それでは、暖冬は、人の行動にどのような影響を与えているのでしょうか。
変化への対応が得意なコンビニの販売動向が、もっと分かりやすいはずです。
暖かメニューの代表の「おでん」の売り上げが、下がっています。
これはわかりやすいですね。
温かいメニューが苦戦する中、好調な売上を示しているカテゴリーがあります。
それが、価格帯の高い高級アイスのカテゴリーだそうです。
この事からも、気温による食生活の変化や、室内の温度など例年の冬場との違いが、人の行動に大きく影響しているとわかります。
それでは、今後をどのように仮説したら良いのでしょうか。
まず、今後の気象情報に注意を払ってください。
気象庁からは、暖冬に影響していたエルニーニョが、12月から弱まっていると発表されています。
そのため、年明けから、寒さが増してきました。
そして、このような気象状況では、春の訪れの3月頃に寒気の影響がある可能性があると発表されています。
過去の例では、季節外れの大雪が関東に降った事があります。
ですから、天候や気温の変化にきめ細やかに対応する事が大切です。
お客様に、なにが提供できるかを考えるには、とても良い機会です。
もし、春先でも寒い日があれば、品揃えを変える事は当たり前です。
そして、品揃えを変える以外にもできる事があると思います。
・外の看板を温かいメニューに変えてみる(出しぱなしはNG)
・温かいおしぼりを準備する
・店内の空調の設定をこまめに調整する
この対応が、売上を左右する対応力と言えるのです。
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