暖冬でアイスが売れている?

2016.01.14 (木)

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暖冬の影響が出ています。

特に衣料品は、冬物の売れ行きが悪くて、業績に大きな影響が出ているようです。

また、家電関連も冬場に売れるべき暖房器具が伸び悩んでいるようです。

鍋の定番の白菜は、暖冬により大きく育ち、価格が下がっています。

さらに、家庭での鍋の出番が減っていますから、さらに価格が下がります。

スーパーの売り場を見ると、おでんや鍋関連の商品が見切り品として、売られていたりします。

飲食チェーンでは、冬メニューは決まっていて、それに合わせてバイヤーが買い付けていますから在庫調整が心配ですね。

冬が寒いのは当たり前、それに合わせて準備しますから暖冬などの変化はサービス業泣かせです。

それでは、暖冬は、人の行動にどのような影響を与えているのでしょうか。

変化への対応が得意なコンビニの販売動向が、もっと分かりやすいはずです。

暖かメニューの代表の「おでん」の売り上げが、下がっています。

これはわかりやすいですね。

温かいメニューが苦戦する中、好調な売上を示しているカテゴリーがあります。

それが、価格帯の高い高級アイスのカテゴリーだそうです。

この事からも、気温による食生活の変化や、室内の温度など例年の冬場との違いが、人の行動に大きく影響しているとわかります。

それでは、今後をどのように仮説したら良いのでしょうか。

まず、今後の気象情報に注意を払ってください。

気象庁からは、暖冬に影響していたエルニーニョが、12月から弱まっていると発表されています。

そのため、年明けから、寒さが増してきました。

そして、このような気象状況では、春の訪れの3月頃に寒気の影響がある可能性があると発表されています。

過去の例では、季節外れの大雪が関東に降った事があります。

ですから、天候や気温の変化にきめ細やかに対応する事が大切です。

お客様に、なにが提供できるかを考えるには、とても良い機会です。

もし、春先でも寒い日があれば、品揃えを変える事は当たり前です。

そして、品揃えを変える以外にもできる事があると思います。

・外の看板を温かいメニューに変えてみる(出しぱなしはNG)
・温かいおしぼりを準備する
・店内の空調の設定をこまめに調整する

この対応が、売上を左右する対応力と言えるのです。

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