新人店長への気遣い

2016.01.19 (火)

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店長でも、いろいろなタイプがいて、それぞれが違ったステージにいます。

でも、どんな店長でも新人の時があります。

店長になって初めて経験することは沢山ありますし、どのように対応して良いのかわからないことに日々直面していきます。

ですから、経験の浅い新人店長が、気持ちだけが焦ってバタバタとしている姿をよく見かけました。

ベテランの店長に、新人店長へのサポートやフォローについて質問すると、

「経験して店長として、成長するしかないのです。新人店長は、失敗して痛い目に遭わなければ成長しませんから。」

このような答えが多く返ってきました。

確かに、経験することは店長としての成長に欠かせません

自分自身も経験することで初めてわかったことが沢山ありました。

でも、「経験させるため」と言いながら「ほったらかして放置」しているように見えました。

自分も忙しいからと、サポートしないための言い訳ですね。

必要以上に、なんでも助けて過保護にしてはいけませんが、店長の成長のためには適切なサポートやフォローが必要です。

それは、経験を通して、それを糧にすることができる状態にすることです。

ある店舗での出来事です。

その経営している会社は、二号店をオープンしたばかり、新店には実務経験は豊富な従業員が店長としての着任しました。

一号店は、オーナー店長が引き続き切り盛りしていますが、従業員も何人かを応援に出しているので少々混乱している様子が見えました。

そんな時に、一号店で、こんな会話が聞こえてきました。

「二号店の店長から電話です。」

「今、手が離せないからかけ直す、もし緊急だったら要件を聞いて」

「緊急みたいです。雨漏りしているそうです。慌てているみたいで電話を切られました。」

「二号店に電話して、工務店に連絡してと伝えて。」

確かに、オーナー店長は手が離せない状況でした。

でも、新人の店長は、たかが雨漏りですが、それだけでパニックになっているのが想像できます。

用件だけ伝えて電話を切っていることから状況が推測できます。

ですから、オーナー店長は、少しで良いから電話で話せたら新人店長は、気持ち的に楽になったのではないかと思います。

そして、後ほど改めて連絡して対応できているのか、他に困り事はないのかとフォローすることです。

仲間への気遣いは、お客様への気遣いと同じくらい大切なことです。

でも、このオーナー店長は、大丈夫だと思います。

寒い日に、お客様のために、「暖かいおしぼり」を準備することが自然にできる方ですから。

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