店長、会社は何もしてくれませんよ

2016.04.19 (火)

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一般的には信じられない劣悪な労働環境の店舗が存在します。

長時間労働は当たりえ、休みが取れないもの当たり前、やっと休めても緊急な集出勤は当たり前。

私が、新人店長のころで最も厳しかった時の労働は、こんな感じでした。

●月間労働時間が、400時間超え、、(300時間は普通、残業代なし)

●休みが、90日間取れない、、(100日超えたら辞めてやる!と思ってました)

●2週間ぶりの休みの前日、アルバイトから骨折して仕事ができないと連絡、、、。

もっともっとあります。

この時に、私が思っていたことは、

「自分はこんなに苦労して働いているのに、会社は分かっていない。何もしてくれない!」

そして、店長として多くの店長と接してきて、過酷な環境で働く店長たちも、同じような言葉を口にしていました。

確かに、会社(オーナー)が現場の状況を理解していないことは問題です。

従業員の労働環境や店長だけでは解決できないで困っていることをサポートすることはとても重要です。

そして、そのことをやらずに店長に任せて、見て知って理解し改善することやっていない会社や担当者がいることが、ブラック化の根幹にあることも事実です。

しかし、そんな店長が気が付いていない、もう一つの問題があります。

それは、

店長自身が、会社に依存して、何とかしてもらえると思っていることです。

店舗で勤務していると、どうしても店舗を開けて閉めてといった実務に偏りがちになります。

でも、店長がどうしたいのかをはっきりと持たないと、ただの店番となります。

こんな質問をよくされました。

「会社(オーナー)は、どう思ってるんですか?この状況をわかってるのかなぁ。良くする気はないんでしょうか?」

そして、こう聞きました。

「確かに、会社(オーナ)にも問題はあるね、現場がわかってない。で、店長は、どうしたいの?」

言葉に詰まる店長も多かったですね。

担当の私に話して、何とかして欲しいと言っているのです。

店長自身が、こうしたいからと相談されることは少なかったです。

でも、本当に現場で頑張っている店長は、多いのです。

そのことを知ってあげて欲しいと思います。

しかし、その現実が、店長に、過酷に頑張る自分を言い訳にして、自分で環境を改善することから逃げさせています。

ただ、ほんとに悪意のあるブラックな店舗も存在するので、その時は辞める選択をしてもそれは逃げることではありません。

次につなげるために、意思をもって辞めることを考えることも大切です。

どんな選択をするにしても、自分でどうしたいかを考えて、小さなことか行動して欲しいです。

店長は、現場で頑張ってますから。

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