店を増やすので社員を雇ったけど〜その③
Yさんは、非常に努力はされていましたが、店長としては未熟でした。
それだけでしょか、大きな原因はSさんにもあったと思います。
Sさんは、現場のスキルが高いだけでなく、アルバイトとのコミュニケーションスキルも高くて、現場でのムードメーカーとしても存在感があるタイプです。
店舗にいるだけで、店舗の雰囲気が変わる店長です。
私は、このようなタイプの店長をスーパー店長と呼んでいます。
このスーパー店長タイプは、その店舗に勤務し続ける限りは、良い状態を維持してくれます。しかし、異動が伴うと後任の店長は、非常にやりずらいのです。
なぜなら、アルバイトは店長を比較しているからです。
だから、アルバイトに、Sさんと比較されていたYさんは、苦労していたでしょう。
Sさんは、アルバイトが比較していることはわかっていました。でも、自分のアルバイトへの影響力を認識していませんでした。
Yさんも経験を積めば自分と同じにできると思っていたのです。
でも、Yさんはタイプが違いましたから、もっとフォローを必要としていたのでしょう。
任せることは、大切です。でも、最悪の事態を仮説して準備することも必要だと思います。
Sさんのその後ですが、この件は非常に落ち込んでいました。
会社勤めをしたことがない方でしたので、一度は会社員として組織を学ぶために就職することまで相談されました。
でも、Sさんの実績もあり、FC本部との話し合いは、良い方向にまとまり再スタートを取りことができました。そして、売上を新記録を連発していました。
いろいろと苦労されていましたが、やはりスーパー店長です。
店長で売上が変わることを証明してくれた店長のひとりです。
次回は、お店の利用の仕方についてお話します。
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