失敗する店を見分ける 3つの質問

2016.03.02 (水)

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店舗を未来も存続させていくことは、とても難しいことです

そのための3つの質問です、答えられますか?

Q1「先月の売上は、いくらですか?」

1円の単位まで正確に把握していなくても構いません。

大まかに把握していればOKです。

それでは、残りの質問です。

Q2「今月の目標(予算)の売上を教えてください。」

Q3「その目標(予算)の根拠を教えてください。」

いかがでしたか、答えることができましたか?

答えられなくても、店舗の運営はできます。

答えられなくても、素晴らしいサービスを提供されている店舗もあります。

でも、答えることができなかった質問が多くなると、未来に失敗する可能性が高くなます。

実際は、チェーン店の店長でも答えられない方は多いと思います。

それでは、この質問に、ひとつも答えられなかたオーナー店長のお話です。

Nオーナーは、個人で店舗型の事業をされていましたが、その事業から徹底してフランチャイズに加盟されました。

飲食店の経験はありませんでしたが、取り扱う商品の品質に惚れ込みフランチャイズに加盟を決めたそうです。

オーナーが自ら店舗に立つオーナー店長として店舗をオープンしたのです。

Nオーナーは、慣れない店舗業務を苦労しながらこなしていました。

法人化してが、実質は個人ですから、すべてを自分でやらなければなりません。
オープン当初は、店舗での運営面での責任者として、そして経営者としての管理業務までです。

オープンしてある程度は、店舗運営が落ち着いた時の会話です。

月初に、訪問しました。

「先月の売上、オープンの頃より落ち着きましたね。」

「そうでしたか」

「先月の売上が、いくらかわからないのですか?」

「昨日の売上ならわかるよ」

Nオーナーは、昨日の売上金を入金するための伝票を見ながら答えました。

不安になり、店舗の経理管理を尋ねると、すべてを会計事務所に丸投げしているのです。

利益が出ているのか、経費が適正に管理されているのか、何も分かっていません。

税理士や会見事務所にお願いしているところがほとんどです。

でも、これでは、店舗の経営管理を放棄しているのと同じです。

結果として、Nオーナーのように、残ったお金を見ての経営では長続きしないのです。

Nオーナーの店舗は、3年後に閉店しました。

売上すら、答えることができないオーナー、店長の店舗が長続きすることはありません。

どんなに忙しくても、店舗経営には把握していなければならないことがあるのです。

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