原価管理の実例~ケース②~B店の原因~

2015.09.29 (火)

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B店の原材料を細かく調べると、特定のソースの原材料の使用量が増えていました。

他の店舗と比較しても、非常に高い数値でした。

実は、B店では、店長の指示で、お客様にソースを選択していただく際に、お店として全員で同じソースをお勧めしていました。

そのソースの原価額が、基本のソースよりも高いために原価を上げてしまっていたのです。

店長のお客様に美味しく食べていただきたい気持ちが理由ですので、決して悪いことではありませんね。

店の都合で、イマイチだけど原価が安いものを勧めるよりもずっと良いことだと思います。

ただ、原価とのバランスを考えて調整することも必要です。

お店が存続できなくなっては、どうしようもありませんから。

その後、B店では、お客様のタイプ(年齢や性別)も考えてから、お勧めのソースを変えることにしました。

事例のA店、B店のように、管理していれば、原価が悪化(管理の失敗)をしても対策をして、同じことが起きないように予防ができるよになります。

しかし、実際に、管理のレベルが低いと、失敗を予防することができません。

それでは、次回からは、管理を意識しないために起きてしまう最悪のケースのひとつである、《内部不正》についてお話しします。

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