個人での出店とフランチャイズに加盟について
まず、出店する方法だけでも、個人でオリジナルのブランドで出店する方法とフランチャイズに加盟して出店する方法があります。
どちらにも、メリット、デメリットがあります。
特に、デメリットを耳にすることが多いのではないでしょうか。
「フランチャイズに加盟すると本部に搾取されて食べるのがやっと。会社員時代よりも過酷な労働環境に追い込まれる。奴隷と一緒だ。儲かるなら、自分たちがやればいいのに、他人にやらせているのは儲からないからだ」
「素人が、店を経営するなんて無謀だ。チェーンだって閉店するのに」
「どんなに、腕の良い調理人でも、経営となると違う。甘くない」
ちょっと検索したら、たくさん出てきます。
確かに、多くの店舗が閉店している現実からも、捉え方によっては真実かもしれませんが、成功している人たちが存在することも事実です。
でも、不思議と成功体験や独立して出店することのメリットを発信している方は、少なく印象を感じます。
メリットとデメリットを知ることも大切ですが、そこだけを選択の基準にしてはいけません。
よくあるのが、フランチャイズに加盟すれば、全部揃ってるから準備が楽だろうと考えて加盟して、全てマニュアル通りにやらなければならないことに不満を膨らませるケースです。
また、調理の経験は豊富なのだが、メニューを考案するのは苦手。その結果、メニューの改廃が進まずマンネリ化して、客離れにより経営が悪化。
なぜ、こうなるのでしょうか。
これは、「自分の店を持って、なにをやりたいのか」をはっきりとさせないからではないでしょうか。
例えば、
飲食店でオリジナルのメニューを考案したい、空間にこだわりたいなどのオリジナルの部分を大切にしたいのか。
その業界の経験がないからパッケージになっている方が良いとか。
また、店舗の経営では、オーナー店長として現場に出るのか、オーナーとしてマネジメントに専念するのか。
「自分のやりたいこと」を明確にて、自分が納得できていければ先に進めてはダメです。
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