体感温度は、外気温だけではありません

2015.11.27 (金)

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体感温度の活用が、重要とお話ししました。

それは、季節の変わり目によくある急激な変化によるお客様の購買行動も変化することに対応することです。

しかし、体感温度はそれだけではありません。

生活環境の状態も、体感温度に大きく関わっています。

あるチェーンでは、夏場でも温かいスープを冷たいスープと共に販売していました。

しかし、温かいスープの販売はそれほど多くはありません。

販売をすることに疑問視する意見もあり、ある年から販売を止めました。

そして、冷たいスープの種類を増やして夏場に挑みました。

しかし、スープの販売は、予想よりも伸びません。

それどころか、一部の店舗から販売再開の要望が出始めました。

特に、ビジネス街からこのような声が上がったのです。

お客様から、温かいスープを求められたが販売していないことを伝えて、冷たいスープを進めても購入には繋がらいケースが多いと。

なぜでしょうか?

実は、ほとんどがビジネス街のOLさんからでした。

今は、冷房設定を省エネに対応させている会社が多いのですが、職場によっては設定温度が低いところもあります。

真夏で外気温が上げれば上げるほど、室内の温度が季節とずれていきます。

さらに、その室内で食事をするとなると、体を温める商品が欲しくなるのです。

逆に、外回りの営業や外で仕事をされるかたは、体を冷やす商品を求めます。

お客様の生活環境によって、欲しい商品が変わります。

お客様が求める商品と店舗が考えたお客様の求める商品が、違っていたのです。

温かいスープを止めた翌年から、希望店は温かいスープを販売することになりました。

すべての店で必要なくても、それを必要とする店舗があるのです。

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