低価格の販促をやってみたけで、、

2015.09.13 (日)

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問題です。

即効性のある販促は?

業態によっても、販促はいろいろな方法がありますね。

私は、簡単なのは、商品の価格を下げる販促だと思います。

この販促は、集客の効果が目に見えてわかります。

お店の思惑としては、

新しいお客様に来店してほしい。

お店を認知してほしい。

低価格の商品と一緒に他の商品も購入していただきたい。
などではないでしょうか。

でも、私は、イベントして期間限定の実施やタイムサービスなどの時間限定までと思います。

それでも、慎重に考えて、、、。

できれば、やりたくありません。

なぜだと思いますか?

低価格の販促を実施すれば、新規のお客様の来店は増えると思います。

忙しくもなります。

最初は、売り上げもアップして良いのですが、結果として低迷することになる可能性を秘めているからです。

このようなことを経験したことがあります。

低価格の販促を長期間で実施することになりました。

でも、店長さんは、それほど効果ないのではと思っていました。

そして、スタートです。

ピークタイムに、長蛇の列ができて、毎日が、バタバタです。

お店は、キャパオーバーになり、お客様を価格以外で満足させることができない状態に。

また、スタッフも不足しています。

皆が疲弊していきますので、お店の雰囲気も悪くなります。

しばらくすると、今までのお客様の求める価値を提供できていない状態ですので、お客様はあることを決めます。

「もう、私が好きだった店ではなくなったから、他の店に行こう」

これが、もっとも怖い【離反動機】の提供です。

この時、お客様の入れ替わりが始まっていたのです。

お客様は、自分の価値観の中でお店を選択しています。

それでは、はじめて利用したお客様はどうでしょうか。

この価格でこのサービスなら自分にとってどうかなと選択します。

そして、価値があると思うお客様が再来店されます。

そして、低価格でも収益がアップしていれば良いのですが、厳しい状況なので価格を少し上げました。定価よりは、安いのですが。

ここで怖いのが、新規のお客様は、定価ではなく販促価格が判断の基準になっているので、値上げとしか思われません。

ここで、またお客様に、【離反動機】を与えています。

その繰り返しの結果、店舗に対するお客様の価値は、以前と変わってしまいました。

お店は、低価格の販促を不本意ながら続けます。

なぜなら、今のお客様が減ってしますのが、怖いからでした。

もう、負のスパイラルでした。

これは、極端な例です。

販促の結果が、お店が提供したい価値と違っていたら意味がありませんね。

全ての販促に言えることですが、しっかりと考えてから実施する必要があります。

でも、実際は、お客様が減るのが怖くて、やめるにやめられないで、販促が増えていくことがあります。

その結果、、、。

次回は、増えすぎた販促についてです。

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