業務を任せることと、丸投げすることは違います。

でも、多くの店長やオーナーは、任せていると言って丸投げしている場合があります。

任せていると言っている店長やオーナーに限って、何か問題が発生すると責任を取ろうとしません。

任せると言うことは、最終的に任せた者が責任を持つことではないでしょうか。

丸投げとは、自分でもしっかりと出来ない事を明確な説明もしないで、相手に業務を渡しているだけです。

この丸投げの嫌なところは、問題が発生するとオーナーや店長は、ミスした人を攻めます。

その時に、後付けで自分が求めていた事とは、違うことをしたと攻めます。最初に説明をしていないにも関わらず。

このようなことが続くと、どの様な店舗になると思いますか？

自らの考えて行動することをしないで、店長やオーナーの顔色を伺っていて、そして言われたことだけを適当にやる店舗になります。

でも、店長もオーナーも、その原因が自分たちにあることに気がついていません。

スーパーバイザーでたんとうしていた店長やオーナーに、気がついて欲しいと話しましたが、ダメなことが殆どでした。

そのようなタイプの店長やオーナーは、仮にストレートに話しても話した相手を責めることで自己肯定を繰り返します。

ですから、丸投げしているにも気がつくことはないのです。

もし、あなたの店舗で、いつも自分の意図する結果を従業員が出せていないのであれば、それは任せているのでなく、丸投げになっているかもしれません。

まずは、自分自身が気がつくことです。

相手に、伝わっていなければ言っていないと同じことです。

次回は、お客様からのクレームや苦情の実態についてお話しします。