人手不足を知らないお店
今回は、人手不足にならないお店のお話をさせていただきます。
店舗の人員不足は、とても深刻なことはお話しました。
しかし、すべての店舗が人員不足な訳ではありません。
人員で苦労しない店舗には、特徴があります。
A店は、オープンして7年ほどの店舗です。
立地は、都心部からすぐの駅にあるとスーパーの地下1階フードコートです。
そして、女性のオーナー店長が切り盛りしています。
ある時、オーナー店長のNさんから、連絡がありました。
「募集媒体のB社の営業さんを紹介してもらえませんか?」
「はい、大丈夫ですよ。でも、今まで依頼していた営業や代理店でも大丈夫ですけど」
「実は、オープンの時の募集以来、媒体を使った募集をしたことがなくて。」
「そうでしたか、、、。えっ、今までどうしてのですか?」
「店頭にポスター貼れば応募あるし、アルバイトが友達や後輩を紹介してくれるので、それで十分でした。」
本当に驚きまた、オープンして7年間も採用費を使っていなかったのです。
このA店は、仕事には非常に厳しい店舗でした。
でも、オーナー店長は、それ以上にアルバイトを大切にしています、責任ある仕事もどんどん任せます。
特に、接客には厳しくトレーニングしています、もちろん、Nさんの接客はピカイチです。
オーナー店長と話すことを目的に来店されるお客様もいるくらいです。
フードコートですから、ほんの短い時間なのにです。
そして、ほとんどの学生アルバイトが、卒業まで働きます。辞めるアルバイトがいても引っ越しや留学などです。
卒業したアルバイトが、よく店舗によく顔を出します。
その店舗の中の人間関係の良さが、お客様を呼びます。オープン以来、年間売上を更新し続けていました。
不特定多数のお客様を相手にする大型のショッピングセンターのフードコートではありませんから、地域のお客様からの信頼が売上に影響します。
こんなことが、ありました。
ある日、母親と高校生くらいの娘さんが一緒に、Nさんを訪ねてに来ました。
母親は、ここのお店で娘をアルバイトさせて欲しいとお願いに来たのです。
ご家庭では、アルバイトを認めていなかったそうですが、娘さんがどうしてもアルバイトがしたいと訴えてそうです。
それならとアルバイトを認めるが、働くのはA店以外はダメだと話していたそうです。
このような話が、たくさんある店舗ですから、他の店舗の人手不足とは違っています。
採用費は、非常に経営を圧迫する費用です。
アルバイトが友人や後輩を紹介するのは、その店舗で働くことが楽しいからです。
楽しくない場所を大切な友人には、紹介しません。
また、良いアルバイトの友人は、良い子なことが多いです。
A店のその後ですが、有料の媒体に掲載しませんでした。ポスターで事足りてしまいました。
それでは、次回は、アルバイト募集の媒体の選び方についてお話します。
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