ブラックバイトの2つの原因

2016.04.12 (火)

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ブラック企業から、今は、ブラックバイトが注目を集めています。

学生のアルバイトが、学校を欠席してまで働き、自分の人生を犠牲にさせられているようです。

ブラックバイトは、ブラック企業から生み出されていることが多いと思います。

特に、飲食店や物販の店舗が目立っている印象です。

この業界は、社員の労働環境でもブラックを指摘されていました。

最悪なケースも報道されていましたから、記憶に残っている人も多いと思います。

社員がブラックな環境で労働していますから、そこで働くアルバイトの労働環境が良い訳はありません。

担当していた店舗のアルバイトからも、悲鳴が上がっていたことがあります。

アルバイトなのに、2週間も休みなしで働いていたり、長時間の労働をしていたりです。

それでは、店長は楽しているのかといえば、ほとんどの店長はそんなことはありません。

普通では考えられない労働をしている場合も多いのです。

それでは、なぜ、このような環境が続いているのでしょうか?

私は、2つの原因があると思います。

一つ目は、経営者(会社)の考え方が間違っていることが原因になっているケースです。

こんなこと言う経営者も多いです。

「店長が休めないのは、仕事ができないからで、店長なのだから自分の裁量で休みを何とかしなさい」

「現場で、汗水たらして仕事ができるようになる。自分たちの時代もそうだった。」

あきれて言葉も出ません。

自分の経験値をすべて正しいとして、その価値観を押し付けているとしか思えません。

店舗にとって、最も大切なことを分かっていませんね。

経営者の認識不足からくるブラック化です。

そんな経営者は、自分の店舗がブラックだと思っていません。

逆に、「あの店舗のオーナーの会社は、ブラックでかわいそうだよね」と言ったりします。

そして、2つ目です。

「利益が出ないなら、でるようにするのが店長だ」

これは、店舗や経営者だけの問題でもないのです。

店舗の利益構造に無理が出ているのです。

多くの食材の値段が上がり、地域の最低時給も上がっています。

つまりは、コストが上昇しているにも関わらず、価格を上げることで売り上げ自体が下がる状態になっているのです。

そして、削減できるコストとして人件費を圧縮しようとするのです。

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