アルバイトがたくさん辞めて気づいたこと〜私の失敗談、その③
現状を変えるために、まず、ふたつのことをやりました。
ひとつめは、アルバイトをよく観ていることです。アルバイトは、色々なサインを出しています。
まず目に付いたのは、新人のアルバイトからのサインです。
急にお客様の来店が続いた時や、任された仕事が終わった後などに、ポツンと立ち尽くしていることがあります。
どうしていいかわからない辛そうな顔をしています。
「どうしていいのかわからない、どうしよう、声もかけづらいなぁ、、、」
ベテランのアルバイトが、サポートを担当していたはずです。しかし、目の前のお客様にだけ目が向いていて、新人アルバイトを放置していました。
昼の時間帯のアルバイトは、同じメンバーで仕事をする事が多いので、自然と役割分担が出来上がっていました。
そして、一緒にいる時間が長いだけにグループを形成していて、新人はその中には入れない雰囲気になっているのです。
その中心にいるアルバイトも見えてきます。
その人物は、アルバイトのリーダー職になれるスキルがあるのですが、リーダーになることは拒否している人物です。責任は負いたくないが、口は出しますタイプですかね。
新人のアルバイトは、仕事を覚えることに集中していましが、やっと少し余裕が出てきた頃に周りと馴染めない雰囲気に気がつきます。
さらに、仕事に慣れてきたからと、サポートはして貰えなくなってきます。
これでは、仕事に行くのが辛くなります。だから、来なくなってしまうのです。
店が回っているからと、このような状態に気づかずに放置して悪化させていたことは、店長の責任です。
それでは、夜の時間帯はどうでしょうか。
アルバイトのリーダーが複数いましたし、夜の時間帯は学生アルバイトが中心です。
そのため、勤務するメンバーが常に違います。
だから、アルバイトのリーダーは、その日のメンバーのスキルを考慮し役割分担をはっきりさせて、全体をサポートする必要があります。そうしないと、お店が機能しないのです。
新人のアルバイトにも明確に役割が与えられて、一緒に働く仲間といった雰囲気になっていました。
そして、ふたつめはアルバイトからの話を聴くことでした。
昼のアルバイトは、新人が仕事できなくて、自分たちが大変だと盛んに主張します。自分たちは、頑張っているのになんとかしてと伝えてきます。
他の時間帯から、昼の時間帯は排他的な雰囲気で、手伝いたくないことを微妙なニュアンスで伝えてきました。
すべてのアルバイトが言葉にして、はっきりと伝えていくれる訳ではなかったです。
なんとなく見えてきましたが、これからどうすれば良いのか?
そのような状況の時、私の店長としての方向性を決めるミーティングがありました。
次回は、そのお話です。
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