アルバイトがたくさん辞めて気づいたこと〜私の失敗談、その②
アルバイトが辞めて、人員不足の時間帯は、社員がやるしかありません。
そこで苦肉の策で、夜のアルバイトを昼の勤務にの変更を募りました。
フリーターのアルバイトが、掛け持ちの仕事を調整して昼の勤務に変更してくれました。
このアルバイトは明るく人懐っこいタイプの女性です。笑顔で楽しそうに仕事をしてくれていました。
忙しい時間でも、持ち前の明るさで頑張ってくれるだろうと期待していました。
しかし、そのアルバイトが昼に移ると、私に対し敵対的な態度が変わっていきます。
また、都合がついた時には、昼に勤務してくれた学生のアルバイトからは、昼の勤務を断られるようになります。
状況は、改善されません。
そんなある日、閉店の作業を終えてロッカールームでひとり着替えていました。
ふっと下を見ると、なにやら折りたたんだ紙が落ちていました。
手にして、その紙を開いてみると、アルバイト同士の手紙です。
※随分と前ですので、今ほど携帯が普及していませんでした。
特に女性のアルバイト同士は、手紙のでやり取りしていた時代です。
その手紙には、私のことが書かれていました。
私に対する駄目出しのオンパレードです。
【今日、また、店長がこんなことしてたよ!何を考えてるだか!】
などなど、、、、、。
内容からは、常にこのようなやり取りがあることがわかりました。
深夜のロッカールームで、呆然しました。
朝から夜遅くまで、フラフラになりながら働いているのに、勝手なことをこっちの苦労も知らないで、、、こんな考えでいっぱいになりました。
悔しくて悲しくて泣けてきました。かなり、ショックでした。
そんな精神状態でも、毎日毎日お店は営業していますいので勤務は続きます、休みもないので気分転換もできませんでした。
でも、悩みに悩んでいると不思議なもので、ある時から考え方に変化が出始めました。
店長として認めないアルバイを否定し続けても答えが出ないことに気がつきます。
私を店長として認めていない事実だけは否定のしようがないのです。
私は、会社から店長の役職を貰っていましたが、アルバイトから見たら店長ではなかったのでしょう。
そして、やっと認識しました。
《店舗での出来事は、すべて店長の責任である》
これでやっと、すべてのことが腑に落ちました。
アルバイトが辞めるのは、店長である私自身に責任があるのです。
間違いなく、アルバイトが辞める理由があるはずなのに、私が店長として真剣に考えていなかったのです。見ようとしないで、小手先の策だけを繰り返していました。
そして、なんとかしなければと考えるようになります。
まずは、私が意識したことはアルバイトの行動を良く観ること、会話の中からアルバイトの本心を知ることでした。
すると、色々なことが見えてきたのです。
続きは、次回にお話しします。
追記
スーパーバイザー時代に、新人の店長やオーナーさんに一番多く話した内容が、この失敗談でした。
アルバイトから慕われているベテラン店長さんでも、昔は同じような苦労をされていました。多かれ少なかれ、誰でもはまる落とし穴ですね。
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