なんで、販促が増えすぎるの、、、その④完結編
2年続いた販促をやめて、ひと月ほど経った頃です。
なんと、売上が以前よりも好調に推移し始めたのです。
まず、目に見えて変わったことは、混雑の少なくなった昼に以前のお客様が戻ってきてくれたことです。
これは、店舗の運営がしっかりしいて、お客様がもう一度お店に行くきっかけを求めていたからではないでしょうか。
お客様から、こんな声をいただきました。
【最近、お昼に買いに行きやすくなったよね。】
でも、このお客様は、なぜ昼時に以前ほど混雑しなくなったのかをわかっていない様子でした。
低価格に価値を感じない方は、販促の終了すら認識していなかったようですね。
さらに、驚いたのは、販促の終了で離れていったお客様が、ポツポツと来店していただけたことです。
これは、想定していませんでした。
なかなか、このような現象は起こりません。
お店と商品のクオリティが、お客様に届いていたのではないでしょうか。
A店とB店の売上は、その後も好調に伸びていきました。
しかし、この事例のように良い結果になるとは限りません。
あまりにも、販促に依存している状態ですと売上を下げることも予想されますし、元に戻すために倍以上の時間と労力を必要になると思われます。
なぜ、今回の2店は、この難局を乗り越えられたのでしょうか。
運が良かった?
仮説が上手くはまった?
環境の変化が、良い方に作用した?
はい、確かにいろいろな要素があると思います。
一番印象に残っていることは、真剣に考えて決めたことをスタッフと一緒に行動していることでした。
A店とB店の店長(経営者)のタイプは、異なりますが共通した特徴的なスキルがありました。
それは、スッタフとのコミュニケーションスキルでした。
次回からは、とても重要な店長とアルバイトスタッフとのコミュニケーションについて、お話しします。
追記。
結果論ですが、当時の私は、もっと早くに止めることを提案しなければいけませんでした。
どうも、スーパーバイザーは、売上を取るための攻める提案をしがちになります。
時には、「やってはいけない、やめるべき!」と、スーパーバイザーはブレーキをかけることも必要だと思います。
守りと攻めのバランスが大切ですね。
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