コンビニの閉店とその理由の推測

2015.09.05 (土)
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近所のコンビニが、ここ半年で2店舗も閉店しました。
2店とも、長年に渡って経営されていたようです。
立地特性は、駅からは、徒歩15分ほどの距離があります。周辺は大きな工場地帯があり、その周囲には住宅地が多くある街です。
コンビニの周辺には、多少の飲食店はありますが、昼の限られた時間で考えると選択肢は多くはありませんでした。

そこに、中型の生鮮に強いタイプのスーパーがオープンしました。
それなりに、お弁当や惣菜コーナーも充実しています。
更に、スーパーの近くに、飲食店が2店舗オープンしました。
その街の変化は、どのような影響を与えたのでしょか。
まずは、立地的に重要になる昼のピークタイムの売上の減少です。
選択肢が、広がっていますので、競合店のオープン時は、間違いなく来店は減少します。
それを取り戻せるかが、ポイントになりますが。
そして、小さな購買行動の変化による影響です。
例えば、明日の朝食の食パンを買い忘れていたとします。
スーパーのオープン前でしたら、コンビニので購入していたと思います。
これは、遠方まで購入するためにかかる時間と労力と近隣で購入する利便性を比較して、自分にとっての良い方を選択することになります。お客様の判断が、自分の状況に合わせて多岐にわたります。
しかし、近隣のスーパーのオープン後は、どうでしょうか。
先ほどの食パンで考えると、スーパーが営業している時間であれば、スーパーでの購入が選択肢に入ります。
ちょっとの時間で、いつもの商品が購入できる選択肢が現れています。
また、2店とも古いタイプの店で、現在のコンビニと比較すると売り場が狭く品揃えにも積極性がない印象でした。
また、接客、清掃状態もあまり良くありませんでした。
さらに、駐車場も狭くて、流れのお客様の取り込みもできない状況でした。
お客様は、考えられる選択肢の中から、自分にとっての最良の選択を選びます。
その選択肢の中での存在価値が減れば、それはそのまま来店機会の減少になります。
競合店のオープンは、売上に直結することですが、それはどこでオープンしても同じです。
その時に、どのような対応をするのかです。
個人的には、競合店店として、手ごわいのはコンビニと思っていますが。
これにいては、次回にお話します。
今回の事例の閉店理由については、確認した訳ではありませんので、あくまでも推測です。もともと、この時期での閉店が決まっていることも考えられます。

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